特集 1ページでわかる内科疾患の診療ノート―“あたりまえ” のなかにある大事な視点
第4章:膠原病
リウマチ性多発筋痛症
滝澤 直歩
1
1中部ろうさい病院 リウマチ・膠原病科
pp.694-697
発行日 2022年4月1日
Published Date 2022/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika129_694
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■問診
・リウマチ性多発筋痛症(PMR)は50歳以上(多くは70歳代)に発症する,急性発症(しばしば発症日を覚えている)の両肩・全身の痛みが特徴である
・「夜間から朝にかけての体のこわばり」「寝返りができない」「起き上がるのに非常に時間がかかる」という訴えがよく聴取される
・巨細胞性動脈炎(GCA)の除外のために,頭痛・頭皮痛,視力障害・複視,顎跛行,めまい,咳嗽の有無を聴取する
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