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増刊号 検査項目と異常値からみた—緊急・重要疾患レッドページ
6章 腎疾患
急性腎盂腎炎・膀胱炎
Acute pyelonephritis・Cystitis
津田 歩美
1
,
柳 秀高
1
1東海大学医学部内科学系総合内科
pp.482-483
発行日 2019年4月15日
Published Date 2019/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542201975
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尿路感染症は感染部位により区別される.膀胱炎は下部尿路感染症,腎盂腎炎は上部尿路感染症である.発症は細菌が上行性に侵入することが原因である.ごくまれであるが感染性心内膜炎などでは血行性に細菌が感染する.起炎菌の多くは大腸菌(Escherichia coli)である.尿路感染症は他の部位の感染症を除外しながら診療することが求められる総合内科的疾患である.特に急性腎盂腎炎は敗血性ショック(septic shock)や死亡にもつながり,早急な治療介入が必要なことも多い疾患である.
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