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増刊号 感染症関連国際ガイドライン—近年のまとめ
4章 感染予防・制御に関するガイドライン
手術部位感染の予防抗菌薬(2013年,SHEA/IDSA/ASHP/SIS)
Clinical practice guidelines for antimicrobial prophylaxis in surgery
加藤 英明
1
1横浜市立大学附属病院感染制御部
pp.1403-1408
発行日 2018年10月15日
Published Date 2018/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542201783
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POINT
●周術期抗菌薬は術後の感染症の高リスクとなる症例に投与する.
●セファゾリン,アンピシリン・スルバクタムなどβラクタム系抗菌薬が第一選択となる.
●βラクタム系アレルギーの場合にはバンコマイシン,クリンダマイシン,消化管・胸腔手術ではキノロン系が使用される.
●周術期抗菌薬は皮膚切開の60分以内に1回のみ投与する.
●術中の追加投与,肥満による増量は検討してもよい.閉創後は24時間以内に投与終了する.
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