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増刊号 感染症関連国際ガイドライン—近年のまとめ
2章 臨床感染症に関するガイドライン
免疫不全者
外来悪性腫瘍患者の発熱と好中球減少(2018年,ASCO/IDSA)
Outpatient management of fever and neutropenia in adults treated for malignancy
馬渡 桃子
1
1群馬大学医学部附属病院感染制御部
pp.1261-1267
発行日 2018年10月15日
Published Date 2018/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542201763
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POINT
●悪性腫瘍患者が好中球減少時に発熱を呈して来院した場合は,1時間以内に静注製剤による初回抗菌薬投与を開始する.
●発熱性好中球減少症(FN)を外来管理できる患者の選別ツールとしてMASCCインデックスやTalcottルール,CISNEを利用する.
●外来管理できるFNでは,経口抗菌薬としてフルオロキノロンとアモキシシリンクラブラン酸の併用で治療を開始する.
●耐性菌リスクの高い状況,肺炎やカテーテル関連血流感染が疑われる状況では外来管理は推奨しない.
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