今月の特集1 Stroke—脳卒中を診る
扉
河合 昭人
1
1東京慈恵会医科大学附属病院中央検査部
pp.113
発行日 2018年2月15日
Published Date 2018/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542201496
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脳卒中による死亡は減少しているとはいえ,その後の寝たきりや麻痺などの後遺症が患者のADLを低下させる大きな原因となっています.脳卒中のガイドラインも2015年の改訂によってさまざまな新しい知見が追加され,時間の重要性が再確認されました.“Time loss is Brain loss.”と言われるほど,時間がとても重要な疾患です.
今月号では,臨床検査技師が知っておきたい,脳卒中診療に必要なスキルをアップデートしていただける特集を目指して,脳卒中の分類と疫学,各種モダリティーによる診断方法や治療法など,第一線で活躍している先生方に執筆をお願いしました.また,実際の急性期管理におけるSCU(stroke care unit)の役割や今後の課題などについてもわかりやすく解説をお願いしました.
担当業務の方はもちろん,他のモダリティーなどの担当業務でない方も興味深くご覧いただける内容となっています.皆さんのスキルアップの一助となれば幸いです.
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