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今月の特集2 膵臓の病気を見逃さない
膵腫瘍の診断と臨床検査
Diagnosis and laboratory tests in pancreatic tumors
宮川 宏之
1
1JA北海道厚生連札幌厚生病院第2消化器内科
キーワード:
浸潤型膵管癌
,
アミラーゼ
,
リパーゼ
,
糖鎖抗原19-9(CA19-9)
,
癌胎児性抗原(CEA)
,
EUSガイド下穿刺吸引細胞診・組織診(EUS-FNA)
Keyword:
浸潤型膵管癌
,
アミラーゼ
,
リパーゼ
,
糖鎖抗原19-9(CA19-9)
,
癌胎児性抗原(CEA)
,
EUSガイド下穿刺吸引細胞診・組織診(EUS-FNA)
pp.722-726
発行日 2017年6月15日
Published Date 2017/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542201287
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Point
●膵腫瘍の診断では膵癌を念頭に置いて診断をする必要がある.
●膵腫瘍では膵酵素の異常がみられる場合がある.腫瘍マーカーとして糖鎖抗原19-9(CA19-9),癌胎児性抗原(CEA),SPan-1,DUPAN-2が用いられる.
●膵腫瘍の画像検査は腹部超音波検査(US),CT,MRI,超音波内視鏡検査(EUS),内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP),陽電子放射断層撮影(PET)が有用である.
●EUSガイド下穿刺吸引細胞診・組織診(EUS-FNA)による病理診断は膵癌だけでなく,他の膵腫瘍の鑑別にも有用である.
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