今月の特集1 体腔液の臨床検査
扉
佐藤 尚武
pp.469
発行日 2016年5月15日
Published Date 2016/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542200809
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病院で実施される臨床検査の検体は主に血液と尿であり,次いで糞便が多いと思われます.体腔液の検査も実施されることがありますが,日常的に検査に携わっている人間にとっても,なじみのある検体ではありません.
本特集では,この体腔液を検体とする検査にスポットを当ててみました.なお,体腔液とは,厳密には左右の胸腔,腹腔,心膜腔に存在する液体ですが,脳脊髄液や気管支肺胞洗浄液も取り上げました.体腔液を検査するうえでの基本的な事項や注意点が丁寧に解説されています.また,普段はあまり接する機会のない体腔液について,より適切に検査を実施するためのポイントが散りばめられています.
読者の皆さまには,本特集をご活用いただき,より信頼性が高く,有用な検査情報を提供していただきたいと願う次第です.
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