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今月の特集1 採血から分析前までのエッセンス
データに影響する採血手技
Inadequate technique of phlebotomy affects several data of laboratory tests
小宮山 豊
1
,
吉賀 正亨
1
1関西医科大学 臨床検査医学講座
キーワード:
標準採血法ガイドライン
,
クレンチング
,
カリウム偽高値
,
駆血帯
Keyword:
標準採血法ガイドライン
,
クレンチング
,
カリウム偽高値
,
駆血帯
pp.20-25
発行日 2015年1月15日
Published Date 2015/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542200171
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●静脈採血の具体的指針は標準採血法ガイドラインに書かれている.
●採血用注射針は21〜23Gを使用する.25Gは溶血を招きやすい.
●こぶし握り動作繰り返しは血清K偽高値の誤差要因である.
●1分以内の駆血は通常の検査項目に影響しない.
●クエン酸Na採血管での採血量不足は,活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)に偽延長を招く.
●立位と臥位では,検査値に〜10%程度の差を生じさせる.
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