今月の特集1 甲状腺疾患診断NOW
扉
山田 俊幸
pp.1455
発行日 2014年11月15日
Published Date 2014/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542200083
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内分泌の病気としては最も頻度の高い甲状腺疾患をとり挙げました.甲状腺関連の検査(ホルモン,自己抗体)は,特殊検査のイメージが強かったのですが,近年自動化が進み身近なものになりました.また,代謝病ということもあり,酵素や脂質などの日常的検査から疑うことが可能であり,疑う必要がある疾患です.遺伝性の病態においては分子生物学的にアプローチされています.悪性疾患では穿刺細胞診が威力を発揮し,分子生物学的な手法も有用です.まず以上の手法につき,最新の知識を確認ください.次に,甲状腺緊急症と呼ばれる病態を認識いただき,緊急対応にお役立てください.最後に,進行形の話題であります放射線の影響を解説いただきました.
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