次代に残したい用手法検査・11
Gram染色
永田 邦昭
1
1公立玉名中央病院 中央検査部
pp.640-644
発行日 2014年5月15日
Published Date 2014/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103903
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はじめに
Gram染色は1884年にデンマークの内科医Christian Gramによって考案された.その後1921年のHuker変法をはじめ,いくつかの改良が加えられて現在に至っているが,その原理が明らかとなったのは比較的近年(1983年)である.Gram染色によって細菌は2つのグループに大別され,紫や青に染まるものをグラム陽性,赤く染まるものをグラム陰性と呼び,細菌の分類上欠くことのできない染色法である.
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