特集 はじめよう,検査説明
感染症
3 閉鎖腔内の穿刺液や膿などの嫌気性菌の関与が疑われる検体は,どのような検体容器に入れて提出したらよいですか?
杉田 香代子
1
1慶應義塾大学病院感染制御センター
pp.1332-1333
発行日 2013年10月30日
Published Date 2013/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103650
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嫌気性菌感染症の多くは常在菌が感染源となる内因性感染症である.したがって,検体は常在菌叢による汚染を極力避けて採取しなければならない.採取した検体は,嫌気性輸送容器や培地を使用し,速やかに検査室に提出する.嫌気性菌の分離率は,検体の選択や採取方法,採取量,輸送方法,保存方法,分離培地の選択に左右される.
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