特集 はじめよう,検査説明
免疫
1 梅毒RPR法(+),TPLA(-)となりましたが,非特異反応でないことを確認する方法を教えてください
日高 裕介
1
1自治医科大学附属病院臨床検査部
pp.1292-1293
発行日 2013年10月30日
Published Date 2013/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103630
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1.梅毒の検査法
従来,梅毒血清反応はカルジオリピンを抗原とするRPRカードテスト(rapid pasma reagin card-test),TPを抗原とするTPHA(treponema pallidum hemagglutination test),FTA-ABS(fluorescent treponemal antibody absorptiontest)を中心に行われてきた.現在は,操作の簡便なイムノクロマト法による簡易検査が緊急時の感染症検査として用いられ,自動分析法としてラテックス凝集免疫法や化学発光酵素免疫測定法が主流になりつつある.しかし,新規の測定法はイムノグロブリンクラスの反応性が異なるものもあるため,結果の解釈には注意が必要である.
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