Japanese
English
今月の特集2 連続モニタリング検査
持続血糖モニタリング
Continuous glucose monitoring
芝 真希
1
,
近藤 しおり
1
,
大澤 春彦
2
1松山赤十字病院内科(糖尿病・代謝内分泌)
2愛媛大学大学院分子遺伝制御内科学
キーワード:
持続血糖モニタリング(CGM)
,
血糖自己測定(SMBG)
,
低血糖
,
血糖変動パターン
Keyword:
持続血糖モニタリング(CGM)
,
血糖自己測定(SMBG)
,
低血糖
,
血糖変動パターン
pp.662-667
発行日 2013年6月15日
Published Date 2013/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103447
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■持続血糖モニタリング(CGM)は,皮下にセンサーを留置し小型のレコーダーに接続・携帯することで,皮下組織間質液のブドウ糖濃度を連続的に3日間程度測定するシステムである.
■血糖自己測定(SMBG)では“点”でしか確認できなかった血糖値が,CGMでは連続した“線”として認識することが可能となる.確認に限界のあった夜間就寝中の血糖変動も確認できる.
■間質液のブドウ糖濃度は,血漿のブドウ糖濃度の変化に遅れて変化するため,急峻な血糖変動では,追随性が遅れる欠点がある.
■将来的に,CGMと持続皮下インスリン注入療法(CSII)が連動した機器が日本でも使えるようになれば,より厳格な血糖管理が実現する可能性がある.
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