特集 医療・福祉施設における感染制御と臨床検査
総論
2.感染制御活動における各職種の役割
1) 医師の立場から
賀来 満夫
1
Mitsuo KAKU
1
1東北大学大学院医学系研究科内科病態学講座感染制御・検査診断学
キーワード:
ICD
,
リスクアセスメント
,
リスクマネジメント
,
リスクコミュニケーション
,
ネットワーク
,
ICD認定制度
Keyword:
ICD
,
リスクアセスメント
,
リスクマネジメント
,
リスクコミュニケーション
,
ネットワーク
,
ICD認定制度
pp.1224-1228
発行日 2009年10月30日
Published Date 2009/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542102099
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はじめに
MRSA(methicillin-resistant Staphylococcus aureus),多剤耐性緑膿菌などの薬剤耐性菌による感染事例やノロウイルス,インフルエンザウイルス,クロストリジウム・デフィシルなどによる集団感染事例,さらに新型インフルエンザの発生と感染の蔓延など,多くの感染症事例が報告されており,医療安全・医療の質保障の観点からも的確な感染制御の実践が強く望まれている.
感染制御を実践していくうえで,特に医師の役割は大きく,感染制御活動をリードする実質的な責任者としての役割を担っている.ここでは,感染制御を実践したうえで,望まれるべき医師の役割・業務について概説する.
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