今月の主題 自然免疫と生体防御レクチン
総説
新規コレクチンCL-L1,CL-P1,CL-K1の構造と機能
鈴木 定彦
1
,
大谷 克城
2
,
張 成宰
2
,
本村 亘
2
,
若宮 伸隆
2
Yasuhiko SUZUKI
1
,
Katsuki OHTANI
2
,
Seong-Jae JANG
2
,
Wataru MOTOMURA
2
,
Nobutaka WAKAMIYA
2
1北海道大学人獣共通感染症リサーチセンター国際疫学部門
2旭川医科大学医学部微生物学講座
キーワード:
スカベンジャー受容体
,
血管内皮細胞
,
糖鎖結合活性
Keyword:
スカベンジャー受容体
,
血管内皮細胞
,
糖鎖結合活性
pp.861-869
発行日 2008年8月15日
Published Date 2008/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542101665
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コレクチンは動物界において幅広く保存されているコラーゲン様構造を有する動物C型レクチンであり,自然免疫のキープレイヤーとして活躍していることが知られている.最近,従来の遺伝子クローニング戦略では得ることができなかった新しいコネクチンファミリー蛋白質(新規コレクチン)が,リバースジェネティックスを活用したアプローチによりヒト組織からクローニングされた.本稿では,新規コレクチンのクローニングと構造および機能に関する最新の知見を紹介する.
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