今月の主題 アルコールと臨床検査
各論
血清トランスフェリン微小変異
堤 幹宏
1
,
高瀬 修二郎
1
Mikihiro TSUTSUMI
1
,
Shujiro TAKASE
1
1金沢医科大学消化器内科
キーワード:
transferrin
,
carbohydrate-deficient transferrin
,
CDT
,
アルコール性肝障害
Keyword:
transferrin
,
carbohydrate-deficient transferrin
,
CDT
,
アルコール性肝障害
pp.617-620
発行日 2003年6月15日
Published Date 2003/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100940
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〔SUMMARY〕 血清transferrinの微小変異は,糖鎖に結合するシアル酸数が減少することにより生じ,一般にcarbohydrate-deficient transferrin(CDT)と呼ばれている.この血清CDT値は,アルコール性肝障害患者で高値を示すことから,飲酒の新たな生化学的マーカーとして用いられるようになってきている.
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