今月の主題 輸血・細胞療法と臨床検査
輸血部門の新たな役割
血管新生療法の検査法
石田 明
1
Akaru ISHIDA
1
1慶應義塾大学医学部輸血・細胞療法部
キーワード:
血管内皮前駆細胞
,
血管内皮細胞
,
重症虚血肢
,
虚血性心疾患
Keyword:
血管内皮前駆細胞
,
血管内皮細胞
,
重症虚血肢
,
虚血性心疾患
pp.1153-1157
発行日 2004年10月15日
Published Date 2004/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100572
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〔SUMMARY〕 血管新生療法は,四肢の末梢動脈閉塞症や虚血性心疾患に対して骨髄または末梢血の細胞を病変部周囲に注入し,血管新生を誘導して組織血流を改善させる治療法である.近い将来,標準的治療として臨床治療に導入されることになれば,細胞の質的量的評価に関する検査や使用細胞の保存管理などを治療と連動しながら進めていく,技術的にも時間的にも密度の高い体制の構築が輸血部に求められることになるであろう.〔臨床検査 48:1153-1157,2004〕
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