今月の主題 ワクチン―その開発と将来展望
わが国における現行ワクチンの今後の課題
インフルエンザワクチン
菅谷 憲夫
1
Norio SUGAYA
1
1(財)神奈川県警友会けいゆう病院小児科
キーワード:
インフルエンザ
,
不活化インフルエンザワクチン
,
学童集団接種
Keyword:
インフルエンザ
,
不活化インフルエンザワクチン
,
学童集団接種
pp.417-422
発行日 2004年4月15日
Published Date 2004/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100478
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〔SUMMARY〕 インフルエンザの診断治療では,日本が世界で最も進み,外来やベッドサイドで迅速診断を実施し,抗ウイルス剤で治療することが確立した.インフルエンザの治療は新しい時代を迎えたが,予防の重要性には何ら変化はない.今後は,高齢者と基礎疾患をもつハイリスク群のワクチン接種を徹底すべきである.乳幼児のインフルエンザ予防には,家族内感染防止を目標に,乳幼児をもつ家族全員のワクチン接種が必要である.〔臨床検査 48:417-422,2004〕
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