副院長考・3
院長の管理代行役を越えて病院の運営に当たる—岐路に立つ私立精神病院の経営
丸山 弘毅
1
1成増厚生病院
pp.360-361
発行日 1993年4月1日
Published Date 1993/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541903815
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はじめに
昭和62年精神衛生法が改正され精神医療は内容も形式も大幅に改められた.しかしあまりにも性急な大改革であったため医療の現場には今でも様々な困惑が残されている.その上平成3年の医療費改定により私立精神病院の多くが赤字経営に陥る予想外の打撃を受けた.
私立精神病院の院長はほとんど法人の理事長を兼務しており経営と管理の最高責任者である.危機打開のための機構改革や転廃業などの対応を求められそうに思える.
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