特集 病院の増改築
病院の増改築における融資審査のポイント
野山 暉男
1
1社会福祉・医療事業団医療貸付部
pp.111-116
発行日 2002年2月1日
Published Date 2002/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541903470
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第4次医療法改正などによる医療環境の変化
1.第4次医療法改正の概要
平成12年に第4次医療法改正が行われ,改正の柱の一つに「入院医療を提供する体制の整備」として,患者の病態にふさわしい医療を提供するための「病床区分の見直し」がある.その概要は,「その他の病床」を有しているすべての病院の開設者は,「一般病床」と「療養病床」のいずれかを選択することとし,平成15年8月31日まで(中小病院やへき地,離島などの病院については,平成18年2月28日まで)に届け出ることとされている.また,一般病床に係る人員配置基準については,入院患者4人に対し看護婦1人の基準を入院患者3人に対し1人に引き上げ,構造設備基準については,病床面積について患者1人当たり4.3m2を6.4m2に引き上げるなどの改正が行われたところである.
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