連載 アーキテクチャー 保健・医療・福祉 第83回
民間病院3題
民間病院の現状/刈谷総合病院東分院/日の出ケ丘病院/黒木記念病院
河口 豊
1
,
西本 博
2
,
早川 増彦
2
,
西田 謙
3
,
江下 素彦
4
1広島国際大学医療福祉学部医療経営学科
2株式会社竹中工務店名古屋支店設計部
3日本メディカルケアシステム
4株式会社メイ建築研究所
pp.830-838
発行日 2001年9月1日
Published Date 2001/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541903381
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3年前に,先駆的活動をし,また建築的にも各種の工夫をしている民間中小病院の事例を調査した(病院建築123号,日本医療福祉建築協会,1999年4月).その時改めて,公的や公立病院ではできない民間ならではの人事や施設管理により,経営的にも成り立たせてきた経営者は,医療などに寄せる熱い想いを職員にも伝えていることを知った.その報告書から民間病院の位置づけを他の開設者との比較で表に示す.
民間病院は大規模な病院では県立中央病院的機能を持ち,専門病院としては中小規模であるが地域で急性期医療などを担っているといえる.小規模病院は,大都市とともに人口5万未満の小市や町村に多くあり,住民の身近なところで小回りが利く病院としてある.
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