連載 アーキテクチャー 保健・医療・福祉 第75回
介護保険施設3題
介護保険施設の動向
河口 豊
1
1広島国際大学医療福祉学部医療経営学科
pp.175
発行日 2001年2月1日
Published Date 2001/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541903209
- 有料閲覧
- 文献概要
介護保険3施設の整備状況
介護保険制度における入所施設(介護保険3施設)は特別養護老人ホーム,老人保健施設,療養型病床群である.老人保健施設はかなり量的整備が進んでいたが,他の2者は量的な面で危惧されていた.特に療養型病床群については転換があまり進んでいなかった.介護保険報酬と医療保険報酬とを比べて様子見の病院が多かったからである.しかし,ここにきて大分整備が進んだ.
特別養護老人ホームは入所定員283,822人(1999年10月),老人保健施設は入所定員223,498人(2000年3月),療養型病床群は定床183,558床(1999年10月)のうち介護保険適用は4割くらいといわれる.新ゴールドプランの目標は特別養護老人ホームは29万人,老人保健施設は28万人であり,両施設に関しては量的にかなり目標に近づいた.
Copyright © 2001, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.