Principle 病院経営・20
病診連携の枠組み(1)
谷田 一久
1
1広島国際大学医療福祉学部医療経営学科
pp.716-717
発行日 2000年8月1日
Published Date 2000/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541903070
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最近,地方都市の中核的な病院の経営陣と懇談する機会が幾度とあった.今回の医療法改正の目玉である急性期病院加算や急性期特定病院加算をどのように考えればよいか,自分の病院はそれら加算を積極的にとりにいくことがよい選択かどうかといった内容が話題の中心となった.
紹介率,在院日数,入院外来患者数比率の3点セットを一度に満たすことが現実的であるとは思えないところに彼ら病院経営陣の苦悩が存在するようである.在院日数については,近年の在院日数短縮化の流れに乗って,急性期医療を指向する病院であればだいたいの病院が20日前後の平均在院日数を達成しているようである.問題は紹介率と入院外来患者数比率である.
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