病院管理フォーラム 看護管理・26
看護部からみた病院機能評価
上山 早苗
1
1誠心会萩原中央病院看護部
pp.420-421
発行日 2000年5月1日
Published Date 2000/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902997
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近隣に国立,公立,市立の大規模病院が立ち並ぶ地域において,内科単科,総床120床の中規模病院である萩原中央病院は,昭和54年(1980)開院以来,地域密接型の病院を目指すと同時に「患者中心の医療」を展開してきた.
個別の改善活動に始まり,7期にわたる病院改築工事に伴う業務改善,医療法改正・介護保険導入を受けて余儀なくさせられた医療制度改革など大きな医療環境の変化の中で,独自の基盤作りに病院全体で力を注いできた.しかし,開院20年という節目の年を迎えて,それぞれの部門における創意工夫を,思い込みや自己中心的評価の枠にとどめないよう,その方策を探った.そこで,第三者評価を反省や確信の指標に定め,内からみた病院と外からみた病院の違いだけでなく,専門家の目でみた病院そのものの評価を真摯に受け入れようと考えた.
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