連載 アーキテクチャー 保健・医療・福祉 第60回
民間病院3題
埼玉成恵会病院
中田 利夫
1
1(株)メドックス設計
pp.983-985
発行日 1999年10月1日
Published Date 1999/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902836
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病院の概要
埼玉成恵会病院は,整形外科を中心に昭和52年より現在地に移転し,3回の増築により病床も180床に増え,救急医療を中心に整形外科以外にも外科系から内科系まで幅広く行っている.外来患者数も1日400〜500人と増え続け,病室も多床室は6〜8床で,1人当たりの面積も4.5m2しかないなど,全体的に手狭になってきた.また,防災面なども旧法規の対応でもあり,建て替えはもはや避けられないものとなったため,病院のアメニティの向上なども加え計画を始めた.
平成元年より協議をしていく中,計画案は数十案にも及んだ.特に民間病院が生き残るためにはどうしたらよいかが重点的に話し合われた.協議の間にも医療行政は大きく変わり,最終的には病棟を中心に建て替え,外来機能は既存の建物を改修することでまとまった.
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