グラフ
病院機能を全方位に展開する—財団法人筑波メディカルセンター病院
pp.297-302
発行日 1999年4月1日
Published Date 1999/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902663
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救命救急センターを軸に高実績
当院は,茨城県の「県南・県西地域における救急医療体制の整備」という医療計画によって立案された.折しも開催されようとしていた科学万博の開催期間中の救急患者への対応をどうするかという課題もあった.当初は医師会立病院にしようという動きもあったが,結局財団方式で設立された.財団法人は,県・県医師会・筑波大学・土浦市医師会・筑波郡医師会(現つくば市医師会)の5者で構成され,1985年に140床で開設された(現在218床).開院当初から30床の救命救急センターが認可され,県内で二番目の救命救急センターとして発足した.当院の柱の一つは,地域の医療に貢献するための病診連携である.一般病院や診療所との緊密な連携を図ることを使命に,実効をあげ,今日に至っている.一日平均の外来患者数389.6人,入院患者数201.6人である.
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