グラフ
Ai×解剖―筑波メディカルセンター病院 放射線科・病理科 筑波剖検センター
pp.85-88
発行日 2009年2月1日
Published Date 2009/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101373
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筑波メディカルセンター病院は,1985年つくば科学万博時の救急医療と,人口が急増する茨城県南・西部の救急医療を目的に開設された.当時の大橋教良・救命救急センター長は救急外来で解剖の承諾を得る困難さから,死因特定のための死後CTを通常業務として開始.現在,当院では来院時心肺停止状態の患者で心肺蘇生術を施行するも死亡したケースのほぼ全例に対して,死後CTを施行している(年間100例前後,外傷:非外傷=1:3).
当院には1986年県の補助事業として筑波剖検センターが併設され,非犯罪性異状死体の承諾解剖(通称,行政解剖)を行っている.承諾解剖は年間50件前後,病理解剖は年間10件前後であり,法医学医師と病理学医師が共同で施行している.
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