特集 入院診療計画
入院診療計画を中心とした患者さんへの情報提供のあり方—河北総合病院での取り組み
泉 哲郎
1
,
田所 昌夫
1
1河北総合病院事務部
pp.688-693
発行日 1998年8月1日
Published Date 1998/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902465
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現行の入院診療計画加算は,1996年4月の診療報酬改定で初めてインフォームドコンセントが診療行為として点数化され,その後2度の改定で名称,要件,点数の変革がなされて現在に至っている.制度化されてから丸2年が経過し,既に大部分の患者さんの認知も得ている.
また,昨年末に成立した第3次改正医療法では「医師をはじめとする医療の担い手は,医療を提供するに当たり,適切な説明を行い,医療を受ける者の理解を得るように努めなければならない」という規定が明文化された.さらにはカルテやレセプト開示についても受療者側の強い要望があり,患者さんへの情報提供を十分に行い,同意を得たうえで診療を行うことは必須の流れになってきている.
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