特集 現場に役立つ看護師をいかに確保するか
【看護学校と病院の関係事例】
河北総合病院看護専門学校
古場 利津子
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1河北総合病院看護専門学校
キーワード:
職業教育
,
看護師確保
,
継続教育
,
看護師の定着
Keyword:
職業教育
,
看護師確保
,
継続教育
,
看護師の定着
pp.320-322
発行日 2009年4月1日
Published Date 2009/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101429
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河北総合病院看護専門学校は,昭和46年に故・河北恵文理事長の「よい病院には看護学校がある」という考えのもとに河北病院附属看護学院として創立された.当時の河北病院の看護婦の多数は准看護婦であり,(正)看護婦は少数という状況であった.昭和40年代の私立の中規模病院で,(正)看護婦を確保することは容易ではなかったと推測される.そこで,准看護婦を教育して(正)看護婦にしようと2年課程定時制の学校として,河北病院における看護教育がスタートしたのである.それ以降,社会や医療の変化,患者さんが看護に求めるニーズとともに,看護学校のあり方も変化してきている.昭和61年には,働きながら学ぶ定時制から全日制へ変更,平成5年には3年課程に課程変更した.それは,「よい病院にはよい看護師が必要」という考えの継続でもあったと思われる.
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