特集 「環境の時代」と病院
【事例 病院の環境活動】
河北総合病院
篠原 健一
1
1医療法人財団河北総合病院画像診断部
pp.991-993
発行日 2008年11月1日
Published Date 2008/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101326
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河北総合病院は,1990年より基本方針に「地球環境保全」を加え,環境と調和したよりよい医療を目指してきた.そして今年,創立以来の基本理念「恕(おもいやり)」の精神とともに80周年を迎えた.
1996年にISO14001が発行されると同時に,財団組織全体(総合病院,健診センター,透析センター,看護専門学校)のISO14001認証取得を目標設定した.1997年1月に環境マネジメント室を設置し,組織横断的にEMS(環境マネジメントシステム)構築プロジェクトがスタート.同年10月1日,理事長(環境マネジメント最終責任者)により「環境方針」が表明され,“よりよい医療と地球環境保全活動の双方になくてはならない共通するものはともに他者への恕(おもいやり)の精神である”とし,内外に向けてのコミットメントが行われた.従来から,廃棄物適正処理委員会などの仕組みを中心に環境対策に力を入れてきたが,事実上この日が外部認証規格による河北総合病院EMSのキック・オフであった.
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