連載 病院主導の保健・医療・福祉複合体の実証的研究・13
第6報 その1 私立医科大学の保健・医療・福祉複合体化はどこまで進んでいるか
二木 立
1
1日本福祉大学社会福祉学部
pp.1032-1037
発行日 1997年11月1日
Published Date 1997/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902259
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本誌昨年11月号の「連載を始めるに当たって」では,第5報で,「医療関連サービスへ…の医師・民間医療機関の参入実態…を明らかにする」ことを予告していたが,それは中止する.この動きは,医師・医療機関の「サバイバル戦略」として最近注目を集めており,本誌を含めた医療・病院経営雑誌だけでなく,一般紙(「日本経済新聞」など)でも,事例報告や特集が急増している.しかし,有料老人ホームを除いては,施設・企業名簿はまだ整備されていない.そのために,現時点で,定量的・実証的な分析を行うことは時期尚早であり,その前段階として「事例検討」を数年間積み重ねる必要があると判断したためである.
そのために,本稿でこの連載を終了する.なお,本連載のデータを最新のものに更新したうえで,連載執筆時はデータの収集と分析に追われたためもあり,ほとんど書けなかった筆者自身の「解釈」を加えた『日本型保健・医療・福祉複合体の実証的研究』(仮題)を,来春出版する予定である.
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