連載 病院主導の保健・医療・福祉複合体の実証的研究・4
第2報・その1 老人保健施設の「母体」とチェーン化の全国調査
二木 立
pp.158-162
発行日 1997年2月1日
Published Date 1997/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902032
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はじめに—厚生省「老人保健施設調査」ではわからない二つのこと
老人保健施設は1986年の老人保健法第一次改正で創設され,1988年度から本格的整備が始まった.その後急速に増加し続けており,1995年10月1日には,1195施設,入所定員10万3017人(本稿執筆時点の最新値は1996年5月末現在,1403施設,入所定員12万2548人)に達し,「新ゴールドプランの優等生」と呼ばれている.
この老人保健施設の開設者や併設施設の状況は,厚生省『老人保健施設調査』から知ることができる.同調査には,施設の状況だけでなく,利用者の状況,利用料・老人保健施設療養費の状況も掲載されており,貴重である.
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