病院管理フォーラム
[薬剤師の新たな業務]集団教育—(1)糖尿病教室
厚田 幸一郎
1
,
難波 昭雄
1
,
島田 慈彦
1
1北里大学病院薬剤部
pp.1078-1079
発行日 1996年11月1日
Published Date 1996/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901968
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高齢化社会の到来により,糖尿病,循環器・呼吸器疾患などの慢性疾患患者の占める割合が増加してきている.これらの疾患はいずれも自己管理が治療に大きく影響を与えるため,患者やその家族に対して教育が必要となる.患者教育はこれまで一般に医師対患者という狭い関係で行われてきた.しかし,最近では教育効果や効率を高めるために,その疾患の患者を集め,教育側は医師のみならず治療上関与する職種がチームを組んだ,いわゆるチーム医療としての患者集団教育が実践されている.このような状況のなか,薬剤師も薬剤管理指導業務などの進展に伴い,患者教育への参画が広がりつつある.
今回は,糖尿病に焦点をあて,薬剤師と集団教育について述べる.
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