癒しの環境
遊びたくなる階段
公文 康
1
1医療法人社団康人会適寿リハビリテーション病院
pp.1076-1077
発行日 1996年11月1日
Published Date 1996/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901967
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病院らしくない建物の病院に,温室のある花屋さんと,くつろげるレストランが一緒にあれば,患者さんはもちろん,働く人も,どんなにか楽しいだろうという“夢”に始まる.
病院らしくない建物……すなわち,入院した人々の居住性を高めるためにはと,住宅建築で世界的に第一人者である篠原一男先生を東京工業大学の研究室へ訪ねたのは3年前である.20年近く病院経営の苦楽をともにし,また,この敷地の提供者でもあった今は亡き両親公文適・久寿雄と語り合った「次の時代の病院は」という“夢”.その夢を現実のものとするために計画したが,住宅地という事情もあり花屋さんや,くつろげるレストランは実現できなかった.
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