建築と設備・55
[座談会]病院の増改築と設備(2)
高橋 公雄
1
,
麻生 博之
2
,
瀬尾 勉
3
,
河口 豊
4
Kimio TAKAHASHI
1
,
Hiroyuki ASO
2
,
Tsutomu SEO
3
,
Yutaka KAWAGUCHI
4
1(株)公共施設研究所
2(株)設備工学研究所
3厚生省保健医療局
4国立医療・病院管理研究所施設計画研究部
pp.941-948
発行日 1990年11月1日
Published Date 1990/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900773
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工事にあたっての実際上の注意
河口 病院の管理者の頭の痛いのは,工事に当たって,特に患者の環境,あるいは診療の際の妨害にならないような工事をしてくれというところなんでしょうけれども,たとえば騒音,塵埃,火災の注意,あるいは工事車両が通ってくるとか,こういったものは実際にどのように考えておけばよろしいのでしょうか.
麻生 設備的な分野では工事から発生する音や振動が問題で,それぞれ工事の工法においてできるだけ出さないことが原則なんですが,全然音なしというわけにはいきませんので,どうしても音の出るものについてはあらかじめお知らせをし,かつ,それによって支障のある場合には,その部分の医療行為を停止していただくことになろうかと思います.
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