連載 事例と財務から読み解く 地域に根差した病院の経営・48
公益財団法人宮城厚生協会 坂総合病院—理念をともにする医師たちによって発展してきた地域医療の最前線
堀之内 重人
1
1独立行政法人福祉医療機構 経営サポートセンター リサーチグループ
pp.898-904
発行日 2024年11月1日
Published Date 2024/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541212264
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坂総合病院(以下,同院)は,古くから在宅医療に取り組みつつ,地域の救急・急性期医療の中心を担うまでに発展してきた病院である.
同院の院長であり,経営主体である公益財団法人宮城厚生協会(以下,法人)の副理事長を務める冨山陽介氏(以下,冨山院長)は,在宅と救急に共通点を見出している.疾病のフェーズとしては異なるが,「地域で最も困っている人を対象としているという意味では,ともに医療の最前線」ということだ.
最前線で地域医療を支える同院は,実践する医療や研修の魅力によって医師を集めることで発展してきた.その歴史や取り組みを紹介したい.
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