連載 ケースレポート
地域医療構想と病院・49
地域包括ケアシステムの中核施設としての在宅療養支援病院—志村フロイデグループの取り組み
松田 晋哉
1
1産業医科大学公衆衛生学教室
pp.916-922
発行日 2022年10月1日
Published Date 2022/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541211788
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■法人の概要
志村フロイデグループ(Shimura Freude Group:SFG,医療法人博仁会)1)は茨城県常陸大宮市にある複合体であり,まちづくりへの取り組みを積極的に行っている組織である.その概要についてはすでに本連載の第3回で取り上げている2)が,今回は,その後の取り組みについて紹介したい.
志村大宮病院は,博仁会の中核施設で一般病床48床(看護体制10対1),地域包括ケア病床12床,緩和ケア病床20床,回復期リハビリテーション病床50床,医療療養型病床48床の計178床からなるケアミックス病院である.診療科目は内科・消化器科・循環器科・呼吸器科・神経内科・小児科・皮膚科・泌尿器科・婦人科・耳鼻咽喉科・眼科・整形外科・心療内科・放射線科・リハビリテーション科と幅広く,地域の医療を総合的に支えている.また,関連組織としては社会福祉法人の博友会,看護学校を経営する志村学園,福祉機器・介護関連グッズのレンタルや販売などを行ういばらき総合介護サービス(有限会社)がある.
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