連載 アーキテクチャー×マネジメント・45
不知火病院 海の病棟
岡本 和彦
1
1東洋大学理工学部建築学科
pp.680-684
発行日 2018年9月1日
Published Date 2018/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541210784
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■はじめに
不知火病院の特徴は,大きく分けて以下の点が挙げられるだろう.まずストレスケアを他の疾病のケアと分けたこと,次にそのための専用病棟を建てたこと,そしてその設計をいわゆる建築家に依頼したことである.ならびに,竣工後に患者に対する建築的な影響について調査が行われたことは,本連載の趣旨からも特筆すべきである.以下,この順に沿いながら,この建築がどのように病院運営上の特徴を生み出したかを解説する.
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