特集 ステークホルダーマネジメントとしての病院広報
【事例】
—医療法人社団おると会浜脇整形外科病院—3世代を対象とした啓発活動「からだの音プロジェクト」
浜脇 澄伊
1
1医療法人社団おると会浜脇整形外科病院
pp.132-133
発行日 2018年2月1日
Published Date 2018/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541210647
- 有料閲覧
- 文献概要
医療法人社団おると会は,160床のケアミックス型の整形外科単科病院である.1978年,広島市内に開院し,その後1998年に,救急外来,入院,手術を中心に行う浜脇整形外科病院と,一般外来,デイケアの施設がある浜脇整形外科リハビリセンターとに病診分離を行い,2カ所で医療,介護を提供している.2008年からはDPC対象病院として,医療の効率化と透明化を図っている.
5年前,子どもを対象とした「からだの音プロジェクト」を立ち上げ活動を開始した.その頃からけがで病院にかかる子どもが増え,けがの種類も変わってきた.この状況に対して整形外科単科病院として何ができるか考えた結果始めたものである.当院として治療のみに専念するのではなく,けがの予防・けがをしないための体づくりに有益な情報発信を行うことや,実際にそのために必要な体操・ストレッチをはじめとした具体的方法論の啓発活動を行っていくことは,地域に根ざす整形外科病院が負うべき重要な役割ではないかと考えたためである.
Copyright © 2018, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.