特集 新時代に備える病院のあり方
保健医療のパラダイムシフトと病院運営—「地域医療構想」が目指すもの
宮田 裕章
1
,
迫井 正深
2
1慶應義塾大学医学部 医療政策・管理学教室
2前・厚生労働省医政局地域医療計画課(現・厚生労働省保険局医療課)
pp.18-22
発行日 2017年1月1日
Published Date 2017/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541210397
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●「身近な環境で安心して保健医療のサポートを受けることができる」「高度な対応が必要になった場合に,最善の治療を受けることができる」という2軸は「地域包括ケアシステムの構築」と「地域医療構想の策定」が政策の両輪となって実現をめざすべき理念である.
●病院間の役割分担も踏まえて,地域として最善の医療を目指すことは重要である.一方で,この地域医療構想の実現に向けては,個々の病院の健全な運営との両立の中で,連携やサポートを考えていく必要がある.
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