連載 ケースレポート
地域医療構想と民間病院・2
医療法人ふらて会 西野病院—病院の持つ「安心保障機能」の地域への開放・社会化の実践
松田 晋哉
1
1産業医科大学公衆衛生学教室
pp.134-140
発行日 2016年2月1日
Published Date 2016/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541210041
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■病院の概要1)
西野病院は福岡県北九州市八幡東区にある医療法人ふらて会の中核施設で,120床〔一般病棟20床(10:1),療養病棟50床(看護基準20:1,介護基準20:1),回復期リハビリテーション病棟50床(看護基準15:1,介護基準30:1)〕のケアミックス病院である.診療科は内科・神経内科・呼吸器科・循環器科・消化器科・小児科・整形外科・リハビリテーション科・放射線科で,法人内には他に介護老人保健施設〔入所:90名(うち認知症専門棟40名),通所:デイケア60名〕と在宅支援センター(居宅介護支援事業所,通所介護,訪問看護ステーション,単独型短期入所生活介護)が併設されている.また,ふらてグループには社会福祉法人ふらて福祉会があり,ケアハウス,通所介護,グループホーム,訪問介護の各サービスを提供している.さらに地域貢献活動の一環としてNPO法人生きがい創造塾を組織し,年会費3,000円で表1に示した活動に地域住民が自由に参加できる枠組みを提供している.
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