特集 進化するDPC
DPCを支える診療情報管理—診療情報管理士の立場から
阿南 誠
1
1国立病院機構九州医療センター医療情報管理センター
pp.120-124
発行日 2016年2月1日
Published Date 2016/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541210038
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●診療情報管理の視点からみると,日本版DRGの導入以来17年間,一貫した課題とされてきたのが,データ精度である.それは分類の開発や妥当性の検証など,DPC制度導入の成果を評価し,適正な診療報酬請求を可能にするための必須の要件である.
●病院の立場からは,質の高いデータに基づく総合的な情報創出,管理能力が必要とされ,それに関わる専門職として診療情報管理士が大いに注目されるようになった.
●ここでは,上記の課題に対応するための施策や病院側の対応,その成果などについて診療情報管理士の視点で論じた.
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