時評
今,なぜ「死」が語られるのか?
斎藤 芳雄
1
Yoshio SAITOH
1
1大和医療福祉センター
pp.1079
発行日 1988年12月1日
Published Date 1988/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209456
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『死をどう生きたか』,『死を抱きしめる』,『死の医学への序章』,『死の位相学』,『死への準備教育』,『生と死の最前線』などといった本が出版されている.本だけではない.雑誌の特集でも,「死ぬための生き方」,「いま,老・死をどう迎えるか」といった具合に,様々な形で「死」が論じられている.大書店には,「死」をめぐる書物のコーナーができるほどの勢いである.
書物だけではない.「生と死を考える会」,「死の臨床研究会」,私も関係している「医療と宗教を考える会」,その他,全国に,「死」と,その周辺をめぐる研究会が,次々と誕生しつつある.
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