特集 週休2日制への対応を探る病院
週休2日制と勤務体制
石山 稔
1
Minoru ISHIYAMA
1
1聖路加国際病院総務課作業計画室
pp.121-124
発行日 1988年2月1日
Published Date 1988/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209226
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
「週休2日制」は越えるべきハードルとして,取り組むべきである.実施できない理由を並べたてるのではなく,その課題をどうクリヤーしていくかが問われなければならないだろう.
「勤務体制」を論じる時,病院にあって最も影響の出る部門は「看護部門」であろう.特に,病床規制の結果引き起こされた「増床」は看護婦の需要を喚起して,またしても「看護婦不足」の状況を作り出している.この皮肉な結果を論究するゆとりはない.今,考えるべきことはその状況にあってなお「週休2日制」を導入するためにどんな方策が考えられるか,ということである.
Copyright © 1988, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.