今日の視点 座談会
「精神衛生法改正」をめぐる問題点
道下 忠蔵
1
,
山本 恭正
2
,
新美 育文
3
,
仙波 恒雄
4
Chuzo MICHISHITA
1
,
Kyosei YAMAMOTO
2
,
Ikufumi NIIMI
3
,
Tsuneo SEMBA
4
1石川県立高松病院
2山本病院
3明治大学法学部
4千葉病院
pp.369-377
発行日 1986年5月1日
Published Date 1986/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208822
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昭和59年3月の宇都宮病院事件を契機に精神医療のあり方が問われ,また国際的な患者の人権擁護運動とも絡んで,今,精神衛生法改正への動きが急ピッチで進んでいる.
世界中の批判の的となった同意入院の問題をはじめ,社会復帰体制に至るまで,確かにわが国の精神衛生法には不備な点が多々見られる.そこで今回は,基本的問題から個々の具体的問題までをピック・アップしていただき,国の施策を含めてどう改善していくべきかお話し願う.
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