グラフ
20年目を迎え,研究センターも開設した—国立小児病院
pp.185-190
発行日 1985年3月1日
Published Date 1985/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208528
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国立小児病院が診療を開始したのは,昭和40年のことで,ちょうど母子保健法が制定・施行された年に当たる.この年の乳幼児死亡率は18.5であったのが,10年後の50年には10.0となり,その翌年には,鹿児島で五つ子が誕生して日本中をわかせ,未熟児救命学の進歩を一般に印象づけた.この20年間,小児医学は着実に進歩をとげ,各地の小児医療施設設置に際しては,常にそこから出発する先例として,国立小児病院が中心的役割を担ってきたといえよう.
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