クローズアップ
開設一周年、国立岡山病院乳房センター客員婦長 山谷沢子さん
pp.181
発行日 1987年3月25日
Published Date 1987/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611207084
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国立岡山病院に「乳房センター」が開設されて1年が経過した.マスコミでも大きく紹介されたこともあり,日本全国から乳房に関するさまざまな悩みをかかえたお母さんや女性たちが相談に訪れつづけている。
センターの婦長に就任したのは山谷沢子氏.乳房センターの構想当初から山内逸郎院長の懇請を受け,いったん退職していた岡山病院へ全国初の"客員婦長"として再勤務を始めた.主として母乳育児上の相談を受け,乳房のトラブルの解決にあたっている.1人にだいたい20〜30分の時間をかけるが,「マッサージをしているときには,お母さんから日常生活の問題とくに育児について相談されますので,授乳のしかた,体重のことなど,ケースに合せてアドバイスをしています.あくまでも人はそれぞれ違うということが大切なことですが,心が通じあうのは楽しいことですね」とやりがいを述べる.授乳指導を含めた産褥期の保健指導に対しては,改善のための意見も大いに持っているようで,今後の活躍に期待したい.
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