時評
医師は果たして過剰か
熊谷 義也
Yoshiya KUMAGAI
pp.160
発行日 1985年2月1日
Published Date 1985/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208525
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昨年11月26日サンケイ朝刊『正論』で,国立教育研究所長・木田宏氏は,厚生省の,かつて目標としていた人口10万対150の医師数が58年に達成されたとして,医学生を10%減少する方針に対して,果たして医師数は過剰なのかと種々な疑問を投げかけている.産業構造の大幅な変化や公害の発生などで医療の需要はどんどん変動するものであって,現実の患者サイドからみれば,医師不足の感は免がれないという論旨である.
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