特集 病院における減量経営の意味と対策
経費節減の積み重ねこそが大切—札幌第一病院における諸対策
西野 敏治
1
Toshiharu NISHINO
1
1医療法人札幌第一病院
pp.948-949
発行日 1983年11月1日
Published Date 1983/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208157
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はじめに■
当院は昭和36年8月1日,現理事長の個人病院としてスタートした.翌37年8月1日医療法人社団認可,許可ベッド280床,医師15名,その他職員210名の総合病院である.
さて減量経営の事例というテーマをもらったが,現在の医業経営のなかで,分量・重量を減らすぜい肉がどこにあるだろうか.診療費の据置き,薬価の引下げ等で収入が伸び悩む反面,年々人件費等の支出増は病院経営を一層危機に追いつめている.この厳しい環境条件のもと,いかにして生き残って行くかを考えるだけである.したがってテーマより少し離れるかも知れないが,ここでは当院が現在実施している経費節減事例について,許された紙面の範囲でいくつか述べてみたいと思う.
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