私のくふう
【経費節減】自家製血球試料によるHbA1cの精度管理
高橋 かおる
1,2
,
正木 智子
1
,
玉田 幸恵
1
,
曽我部 緑
1
,
内藤 睦
1
,
天野 弘三
1
,
小谷 和彦
2,3
,
坂根 直樹
2
1公益財団法人兵庫県予防医学協会 健診運営部
2国立病院機構京都医療センター 臨床研究センター予防医学研究室
3自治医科大学 臨床検査医学
キーワード:
ヘモグロビンA1c(HbA1c)
,
糖尿病
,
コスト
Keyword:
ヘモグロビンA1c(HbA1c)
,
糖尿病
,
コスト
pp.768-769
発行日 2014年6月15日
Published Date 2014/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103935
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1.はじめに
ヘモグロビンA1c(hemoglobin A1c;HbA1c)は健診や保健指導の血糖指標として1),また最近では糖尿病の診断基準において血糖値と同列に扱われるようになり2),検査項目としての重要性を増しつつある.2012年には国際標準化された3).しかし,精度管理試料は検査室外で調整され,比較的高額で提供されており,汎用性や経費などの点で,検査室からみると必ずしも使いやすいわけではない.筆者らは日常検体からプール血球を作製し,精度管理試料として使用する試みを行っており,本稿ではこの工夫について報告する.
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